アパートオーナーに向く人と向かない人の特徴とは?

どんなことにも向き不向きがありますが、アパート経営も同じです。アパート経営を検討している方は、オーナーとして成功する人と、そうでない人の特徴を知り、自分にアパート経営者としての適性があるかどうかを分析してみるのもよいでしょう。
オーナーとなれば給与以外の収入が増えるので、アパートからの家賃収入で、高級車に乗ったり、外旅行をしたり贅沢ができるようになると思う方がいるかもしれません。確かに収入が増え、年金代わりになったり相続税対策になったりと、メリットもあります。
しかし、経営に失敗してしまうと、資金不足に陥ったり、アパート経営に行き詰まったりという事態に陥りかねません。オーナーとして成功している方々の多くは、コツコツと地道な経営を行って、1棟目、2棟目、3棟目と徐々にアパートを増やして資産を築いているのです。
そこで今回は、アパート経営で成功するために知っておくべき、アパートオーナーに向く人の3つの特徴と、向かない人の2つの特徴をお伝えします。

向く人の特徴1 物件を重視して、現地に足を運ぶ人

向く人の特徴1 物件を重視して、現地に足を運ぶ人
アパート経営における収入源の中心は、「家賃収入」です。太陽光発電の売電や自動販売機、看板広告などの収入も見込めるかもしれませんが、それらは、あくまでもプラスアルファでしかありません。
そのため、家賃を生み出すアパート選びが非常に重要になってきます。賢明なオーナーは、物件に関して不動産仲介会社の話やネット上の情報だけでは判断せずに、現地に足を運んで必ず自分で物件を確認します。
アパートの空室率を見るだけでなく周辺アパートの空室率や夜の治安、近隣の騒音なども調べるため、1つの物件に対して数回から10回近く足を運ぶことも珍しくありません。このように、自分から積極的に物件を見て回るという方は、アパートオーナーとなる第一の適性条件を備えていると言えるでしょう。

向く人の特徴2 リターンよりもリスクについて考える人

アパート経営を検討している方の多くの方々は、「いくら収入が入るか?」ということばかりを気にします。しかし本当にアパート経営に向いている方は、反対に「どんなリスク、支出があるか?」を考える傾向があるのです。
空室、家賃滞納、災害、修繕費など、アパート経営には多種多様のリスクや支出を伴う要因があります。こうしたリスクを事前に把握できる人がアパートオーナーに向いています。経営の最初の時点でリスクを想定していれば、よほどの想定外のことが起こらない限り、ピンチを切り抜けることができるでしょう。
この点を考えずにアパート経営をしていると、リスク発生時に迅速な対応ができません。一時的な支出が増えて、ローンの返済に困るケースも考えられます。

向く人の特徴3 入居者の立場で考えることができる人

アパート経営は入居者がいなければ成り立ちません。経営を軌道に乗せるためには、入居者に長く住んでもらう必要があります。入居者はオーナーのために住んでいるのではありません。自分が少しでも快適に暮らしやすい住居に住みたいと願っています。建物自体に問題があったり、騒音など住人とのトラブルが頻繁に起こったりするアパートからは早々に引っ越すでしょう。
そうならないために、アパートオーナーは入居者の立場を重視して、ずっと住み続けたいと思うようなアパート管理をしなければなりません。入居者のことを親身になって考えられるような人がアパートオーナーには向いています。
「修繕費がもったいない」「クレームに対応するのは面倒だ」「清掃の回数を減らして清掃代を浮かせよう」などと、自分の利益や都合ばかり考えているようでは、確実に入居者は離れてしまいます。

向かない人の特徴1 利回りの高さだけに気が取られる人

向かない人の特徴1 利回りの高さだけに気が取られる人
アパート経営に限らず、不動産投資において「表面利回り」は重要な指標です。利回りが高ければ高いほど収益率が上がる可能性はあります。
ただし、この表面利回りは、あくまで入居者が継続して賃料を払うことを前提としている理論上の数字です。実際には、表面利回りが高い物件ほど空室リスクがあり、経営が不安定になりやすいという面もあるのです。
表面利回りが高い物件は、往々にして購入価格が割安で、建物の築年数がかなり経過していることが少なくありません。利回りが高くなるための、それなりの理由があるということです。古くて安いアパートを想像してみてください。なかなか入居者が決まらないような気がしませんか。そうなると、恐らく実質利回りはかなり低くなり、購入する前に考えていたアパート経営の収支バランスが崩れます。物件広告に掲載された利回りの高さばかりに気が取られる人は、アパートオーナーに向いていないかもしれません。

向かない人の特徴2 オーナーになることがゴールと考えてしまう人

インターネットの広告などを見て、「アパートオーナーになれば自動的に収益が入ってくるので、自分は何もしなくて良い」と思う方がおられます。
確かに、アパートオーナーの経営を総合的にサポートしてくれる会社もありますが、一般的な不動産仲介会社は売買契約までのアドバイス、管理会社は管理の仕事をするのみです。最終的には、自分でアパート経営の舵取りをしなければなりません。アパートのオーナーになることが「ゴール」だと考えている方には、アパートオーナーは向いていません。アパートのオーナーになることは、むしろ「スタート」なのです。

まとめ

以上、アパートオーナーに向いている人、向いていない人の特徴をご説明しました。
「向いていない」部分が当てはまった方は、不安を感じるかもしれませんが、あまり心配する必要はありません。向いていない部分を自分の努力で変えることは十分に可能です。また、アパート経営のノウハウがある実績が豊富な会社に相談して、家賃収入を得ながら経営についてきめ細かいサービスを受けるという方法もあります。