アパート経営は女性に聞け! 不動産投資に“女性”の目線が大切な理由とは

駅から徒歩5分なのに、なぜか人気がイマイチ。割安な賃料でメンテナンスもしっかりしているのに、入居者が決まらない…お持ちの不動産物件で、そんな経験はありませんか。
その理由はもしかしたら、“女性目線”が足りないせいかもしれません。
今回は、「女性ならでは」と言われる、きめ細やかな視点の必要性について解説します。

男女別に住宅に求めるもの

住宅の評価は、男女でかなり変わるようです。男女がそれぞれ住宅に求めるものとは何でしょうか。

・ 男性は賃貸かマイホームかで選び方が違う

男性の場合、賃貸物件を「とにかく立地」と、駅からの距離で決めてしまう人が少なくありません。
一方これがマイホームとなると、書斎やシアタールーム、豪華なガレージなど、こだわりを持つ人が多いようです。一時的な住まいである賃貸物件と、「終の住み処」であるマイホームでは求めるものが異なるのでしょう。
生涯暮らすマイホームには趣味やこだわりを取り入れたいが、賃貸住宅は利便性を重視して駅や職場からの距離こそが重要になるということです。場所と家賃の兼ね合いで物件を決めるというシンプルな選択方法になります。

・ 細かいところまでチェックする女性の物件選び

その一方で女性の部屋選びはどうでしょうか。女性が賃貸住宅を選ぶ際に重視する項目をまとめてみました。
【環境(立地・利便性など)】
環境については、立地や利便性のほかに、日当たりや眺望、犯罪率なども含まれます。
男性が重視する利便性が、「駅から何分以内」「近所にコンビニや弁当屋などがあるか」など、直接的なものになりがちなのに対して、女性は「休日にランチをするお店があるか」「会社帰りに寄れる美容室があるか」など、もう少し広い範囲で便利かどうかを判断する傾向があるようです。
さらに子どもがいる母親であれば、学区や周辺の公共施設なども考慮します。防犯の面から、もしもの時に駆け込める交番があるかなども重要視されます。
【内装・収納】
内装が好みに合うかどうか、収納スペースが十分かどうかは、女性にとっては特に重要な要素です。
クローゼット以外にも、下駄箱が適切な大きさか、台所周りの収納スペースは十分かなど、厳しい視線で良し悪しを判断します。
【間取り】
間取りは以下のような点が重視されます。
・ 玄関ドアから部屋の中が見えない構造かどうか
・ 洗濯機置き場はベランダではなく室内にあるか
・ 部屋に洗濯物を干せるスペースはあるか
住みやすさに加えて、防犯面を厳重にチェックする人が多いようです。
【水回り(バス・キッチン)】
バス・キッチンなどの水回りは、女性が長い時間使うことの多い場所であり、鏡の大きさや、洗面所に基礎化粧品を置くスペースがあるかなど、自分の生活習慣に合っているかどうかを気にする女性が多いです。
こうして考えると、女性は男性よりも、賃貸物件を選ぶ際の条件が多いようです。
女性にとって賃貸物件は「生活空間」であり、「帰ってからくつろぐ場所は快適であってほしい」という気持ちが男性よりも強く、住まいに対するハードルがより高くなると思われます。
その一環として、帰宅後だけでなく帰宅途中の快適さも求めることが多いようです。つまり、帰り道で買い物や食事を楽しみたいということです。そのため女性は、周辺環境を含めて物件を総合的に比較検討します。

防犯意識の違い

女性は男性に比べて、防犯意識が高くなります。
上述した内容以外に、ゴミ捨て場の位置や管理人さんの仕事ぶりをチェックされることも多いです。捨てたゴミが丸見えなのは不用心ですし、何か困ったことがあった際に管理人さんに相談できれば心強いです。
また、今後は高齢の賃借人の増加が予測されます。こういった高齢者に対しても、女性と同じようなきめ細やかな視点で対応することが重要です。女性の視点を取り入れることは、女性だけでなく高齢者や子どもなど、多くの層の支持を得ることにもつながるはずです。

女性が高評価する物件は、男性にとっても良い物件

生涯未婚率の上昇により、男女を問わず、「おひとり様」の増加が見込まれます。独身男性ならば、一生賃貸で暮らす予定の人も多いでしょう。その場合は、賃貸であっても位置付けはマイホームに近づくため、こだわりを反映させた賃貸物件を望むかもしれません。こだわりまでとはいかなくても、長期的に住む可能性が高まれば、自然と物件を見る目は厳しくなる可能性が高く、今後は男性の賃貸選びでも細かい条件が増えると想定されます。
「女性目線」のポイントは、高い防犯意識と周辺環境のハードルの高さではないでしょうか。周辺環境をオーナーが変えることはできませんが、物件周辺のアピールポイントを把握しておくことは重要です。ぜひこれらに気を配り、人気が高くなるようなアパート経営を行ってください。