初心者は知っておくべき! 銀行から融資を受けるまでの3つのステップ

いつか投資マンションなどの不動産を購入して、「副収入」を得たい。
こう考えていたあなたに、ある日素晴らしい物件が見つかり、「買付」をしました。憧れた不動産投資家の始まりですが、ここでもう一つ超えなければならない「壁」があります。それは「融資を受ける」という手続きです。

不動産投資の融資はどう判断されるのか

投資用物件への融資の可否は、購入者(融資申込者)の「属性」で判断されます。年収や貯蓄状況、過去に借りたお金がある場合はその返済状況などです。それぞれの金融機関によって属性の「基準」があり、その基準をもとに融資の可否を判断するといわれています。
ある都市銀行では、融資の「金額」によって決裁の担当者が変わるという方法を採用しています。
一定の融資額までは(1)、それ以上になると(2)(3)(4)と変わります。
(1) 支店の担当者(主任)決裁
(2) 支店の融資課長決裁
(3) 支店長決裁
(4) 本店融資部の判断

これは融資の可否のほかに、「どれくらいの金利を付けて貸し出すか」ということも判断されます。つまり「属性」の良い顧客は融資が許可されやすいだけではなく、「低い金利が付きやすい」という面もあります。

銀行から融資を受けるために大切な3ステップ

1. 普段から付き合いのある金融機関を選ぶ

融資の可否は、「金額の大小」や、前項の「属性」だけで判断されるものではありません。融資担当者が融資希望者に対して、どのような印象を持っているかも融資の可否に影響するようです。
つまり、普段から通っている「付き合いのある銀行」の担当者と良い関係が築けていると、「推挙」をしてもらえる可能性が高まるでしょう。「推挙」をしてもらえるか、どれくらいの強さで推挙してもらえるかは、銀行から融資を受ける際の最初のステップです。

2. 融資申請は「正確」かつ「迅速」に

融資申請には「正確性」と「迅速性」が求められます。この2つを兼ね備えた申請手続きが、銀行から融資をしてもらう上で大切な2つ目のステップでしょう。
迅速に融資が下りるためには、必要書類を正確に準備できるかがポイントです。それでは、融資にはどのような書類が必要なのでしょうか。
<不動産投資目的の融資における必要書類>
運転免許証(身分証)のコピー
源泉徴収票(一般的には3年分)
確定申告書(一般的には3年分)
保有資産の一覧(残高証明や銀行通帳、固定資産評価書など)
返済予定表(別の支払いがある場合)
家系図(不要な場合もあります)
登記簿(すでに物件を所有している場合は住居所有の場合)
融資審査の目的は、「お金を貸した時、申込者が遅延などなく返済を遂行してくれそうか」を判断することです。
そのため、上記のような必要書類を過不足なく正確に揃えること、かつ、銀行の手続きに合わせ迅速に準備をすることは大きな意味を持っているのです。
この書類の中には行政機関などが発行するものも多くあります。銀行に書類を求められてから揃えても問題はないのですが、行政機関は土・日曜日に開庁していませんし、平日の業務終了時刻は17時前後なので、会社員が出向くにはなかなか辛いもの。融資申し込みの段階で担当者に確認をとり、速やかに準備を進めるようにしたいものです。

3. 申し込みは1カ所に絞らない

銀行融資の最後のステップは、「最初に申請をした銀行の融資が下りなくても諦めない」ということです。
進行している融資手続きの雲行きが怪しくなってきたら、同時並行で他の金融機関に申し込みをすることをお勧めします。現在は各金融機関によって設定される金利に以前ほど差がないので、乱暴な言い方をすれば、「どの金融機関からかりても、それほど違いがない」のです。
ただし、この時に一つ注意点があります。
それは、他行で融資の話を並行していることを、決して融資担当者に言わないということです。担当者も、自分の所以外で融資の話が進められていて、そちらで決まれば自分の進めている融資手続きが停止されるというのでは良い気はしません。万が一のために複数の銀行に打診をしておくのは良いものの、それぞれの担当者には伝えないことが、融資手続き上の最低限のマナーかもしれません。

まとめ

銀行から融資をしてもらうまでのステップを3段階に分けてお伝えしました。
融資が下りなかったり、審査が滞って目的物件を購入できなかったりすると、「不動産投資を始めよう」という気持ちに水が差されることにもなります。ぜひ銀行担当者と信頼関係を築いて、上手に乗り越えていきたいものです。