クラウドファンディングの利回りってどれくらい?

「投資型クラウドファンディング」は、不特定多数の投資家からインターネットなどを介して集めた資金で運用を行い、得た利益を分配する仕組みです。その手軽さや一人でも複数案件に投資しやすいことなどから、投資初心者や、投資資金の少ない若者にも人気があります。
投資をするうえで気になるのは「利回り」ですが、クラウドファンディングの利回りはどれくらいなのでしょうか。今回は、投資型クラウドファンディングの利回りについて解説します。

投資型クラウドファンディングの種類と特徴

投資型クラウドファンディングは、主に3種類に分けられます。集めた資金を事業者に貸し付ける「融資型」、非上場株式などの有価証券を発行して資金を集める「株式型」、特定の事業などに対して投資家が出資する「ファンド型」です。
冒頭にも記した通り、投資型クラウドファンディングの主なメリットは、「安い価格から投資できる」「初心者でも始めやすい」という点です。
通常、不動産投資を行うためには、物件取得をはじめ、多額の費用がかかります。それに、不動産のオーナー経験がない人や、年齢が若い、勤続年数が少ない、年収が低いなどの場合は、金融機関から融資を受けられないこともあります。
一方、投資型クラウドファンディングの場合は、インターネットから利用登録ができることも多く、1口数万円程度から投資が可能なため、経験があまりない人も、比較的低リスクで不動産投資ができます。

投資型クラウドファンディングの利回りは約3~7%程度

これら投資型クラウドファンディングの気になる利回りですが、案件によっては10%以上のものもありますが、約3~7%程度が一般的です。
例えば、株式会社インベスターズクラウドが運営する、1口1万円から一棟アパートなどに投資が可能な「TATERU Funding(https://www.tateru-funding.jp/)」の場合、税引き前の予定分配率は3~5%です。分配損益計算期間末日には分配金が支払われるほか、解約時の手数料などはかからず、換金性が高いという特長を持っています。
こうした不動産投資型クラウドファンディングの場合、一棟の建物に投資をするタイプだけでなく、オフィス一棟とアパート一棟、マンション一棟とマンション一室など、複数の物件に投資するものもあります。運用期間もさまざまで、半年~数年程度の運用で、四半期ごとに配当を受けられるタイプもあります。
長期間の資産形成を目的とした金融商品とは異なり、比較的短い期間の投資で利益を得ることができる点も、投資型クラウドファンディングの特徴の一つです。

J-REITより高い利回りも期待できる

不動産投資の金融商品というと、「J-REIT」があります。これは他の金融商品と比べると、利回りは比較的高い傾向にあります。ただし、投資家と物件の間に管理会社などが入ることから、J-REITの利回りは3~5%程度と、不動産投資型クラウドファンディングに比べれば、同程度かやや低くなります。また、上場株式などと同じように市場や金融政策などの影響を受けやすいという面もあります。
投資型クラウドファンディングでは、プロフェッショナルによる運用も大きな魅力です。通常の不動産投資の場合、物件探しはもちろん、運用を開始してからも、空室対策や物件管理などが必要です。
不動産投資型クラウドファンディングでは、投資家は不動産の専門家が選んだ物件に投資するだけです。物件の運用はプロが行うので、投資家自身がやらねばならないことはほとんどありません。投資物件も厳選されたものがほとんどですから、初心者でも収益性が高い物件に投資することができるといえます。リスクを軽減しながら効率良く投資してみたいという人にはおすすめでしょう。

元本が保証されない点には注意

資産運用の方法はさまざまです。利回りもそれぞれ異なります。例えば、個人向け国債の利回りは0.05%程度と低めですが、投資信託には5%程度のものもあります。もちろん、利回りが高い投資には、その分のリスクも伴います。個人向け国債は完全とは言えませんが、元本保証とされています。一方、投資信託の場合は、元本割れのおそれがあります。
利回りの比較的高い投資型クラウドファンディングも同様で、基本的には元本が保証されていません。低額から投資しやすい反面、投資信託などと同じように元本リスクがあることは考慮する必要があります。

少額資金で始めるクラウドファンディング

クラウドファンディングの人気案件は、募集から数日で数千万円の資金が集まり、募集終了となることも少なくありません。投資型クラウドファンディングは、元本リスクはあるものの、他の投資商品と比べて利回りは比較的高めです。投資経験を積みたいという人や、不動産投資に関心があるという人は、少額資金で投資型クラウドファンディングから始めてみてはいかがでしょうか。