クラウドファンディングを始めるのに必要な条件・資格は?

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々(出資者)から資金を募ることをいいます。さまざまな種類がありますが、今回は「投資型」のクラウドファンディングを始めるのに必要な条件や資格についてご紹介します。

クラウドファンディングは、非投資型と投資型に分けられる

クラウドファンディングは大きく分けると、非投資型と投資型の2種類があります。
代表的な非投資型のクラウドファンディングには、新たなプロジェクトにお金を出資する代わりに、商品やサービス、イベントに参加する権利などが得られる「購入型」と、リターンを求めずに出資する「寄付型」があります。
一方、投資型のクラウドファンディングには、国内外の事業のファンドに申し込み、売上に応じた配当金や製品などを受け取る「ファンド型」、非上場企業に投資して売買益などを得る「株式型」、国内外の事業や不動産に投資を行い、分配金などを受け取る「融資型」などがあります。
一口に投資といっても株式や投資信託、FXや不動産など色々あります。投資型クラウドファンディングを利用するメリットは、「少額投資が可能なケースが多い」「複数案件に投資がしやすい」などでしょう。

投資型クラウドファンディングの運営会社と特徴

現在、日本国内では投資型クラウドファンディングを運営する会社が増えています。代表的な企業とそれぞれの内容を簡単に紹介します。

1. ファンド型

「セキュリテ」 https://www.securite.jp/
ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する投資プラットフォーム「セキュリテ」では、国内外のさまざまな事業に投資が可能で、分配金や特典などを受け取ることができます。案件ごとにファンドを申し込む形式で、一口あたりの投資金額はそれぞれ異なりますが、1万~数万円から申し込みが可能です。
投資家から集めた資金がどのように使われるのかは、案件ごとでサイトに掲載されます。リターンはお金だけでなく、米やパン、酒、肉や魚などがもらえるなど、ユニークな特典も少なくありません。また「半分寄付」という形式のものもあります。利益を得ることだけを目的にするのではなく、社会貢献の意味合いも持ったクラウドファンディングも用意されています。

2. 株式型

「FUNDINNO(ファンディーノ)」 https://fundinno.com/
株式会社日本クラウドキャピタルが運営するマッチングサイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」は、2017年にスタートしたばかりの日本初となる株式型クラウドファンディングです。サイト上にはプロジェクトの詳細や、資金の内訳などが記載されています。また、投資家の1社に対する年間投資上限金額は50万円となっています。
投資家は非上場のベンチャー企業の株主になることができるため、将来性のある企業への出資、上場した際に得られる利益が大きくなる可能性があるといった点がメリットになるでしょう。
ただし、非上場の株式が対象なので、通常の株式投資とは異なり、購入後は長期保有することになり、自分のタイミングでなかなか売却ができません。また、1口あたりの投資金額がクラウドファンディングとしては高額なので、投資経験のある人や、多少大きなリスクを取ってもいいという人向けの金融商品と言えます。

3. 融資型

「TATERU Funding(タテルファンディング)」https://www.tateru-funding.jp/
株式会社TATERUが運営する「TATERU Funding(タテルファンディング)」は、同社が施工した一棟アパートや、民泊物件、海外不動産などを組み合わせて運用するという不動産投資型クラウドファンディングです。投資家は1口1万円から出資が可能です。
このクラウドファンディングの特長は、元本の安全性が高いことでしょう。価格変動の大きい株式投資とは異なり、不動産は安定性が高く、急激な価格下落のような心配は少ないと言えます。元本に対する予定分配率は年3~5%(税引前)となっています。また、申請を行えば出資金の返還が受けられます。違約金などがかからないので、万が一、何か事情があって解約をすることになった時でも安心です。
通常の不動産投資では、物件購入の費用をはじめ、ある程度の資金が必要です。若年層や未経験者の中には、関心があったとしても、「不動産投資のハードルが高い」と考えている人たちもいるでしょう。1口あたりの投資金額が決まっていて、1万円からスタートできるTATERU Fundingのようなクラウドファンディングは、未経験者でも不動産投資にチャレンジがしやすいと言えます。

自分の目的、状況に合ったクラウドファンディングを選んで

投資にリスクはつきものです。しかし、資金や投資経験が少ない人でも、投資型のクラウドファンディングを活用すれば、少額から投資を行えます。もちろん、金融商品の種類や条件などによっては、初心者にはややハードルが高いものもあるでしょう。大切なことは、自分の目的、状況に合ったクラウドファンディングを選んで始めるようにすることです。