投資家の性格によって相性が分れる2つの投資の収益構造の違いについて【シリーズ:不動産投資のお金とリスク】

最近、AI(人工知能)による株取引が話題になっています。AIの株取引は、千分の一秒単位で行われており、もはや人間はかないません。かつての凄腕ディーラーたちも職を失っています。
一方で不動産投資の世界では、まだまだ人間が大活躍しています。AIの進出が見られないのは、株式投資と不動産投資では収益構造が異なる点も理由として挙げられます。
そこで今回の記事では株式投資と異なる不動産投資の収益構造についてご紹介いたします。

キャピタルゲインとインカムゲイン

投資による収益を得る方法には、キャピタルゲインとインカムゲインの2種類が存在します。キャピタルゲインでは資産を売却したときに生じる売却益が収入源となり、インカムゲインでは資産を保有しているときの生じる運用益が収入源になります。
株式投資も不動産投資もいずれもキャピタルゲインとインカムゲインを得ることは可能です。ただ、株式投資と不動産投資では、メインとしている収益の獲得方法が異なります。
株式投資では、キャピタルゲインが収益獲得のメインです。もちろん、株式投資にも配当収入というインカムゲインが存在します。ただ、株式投資は短期間で資産が大きく膨らむという魅力があるため、キャピタルゲインを目的とした投資が多く行われます。
一方で、不動産投資では、インカムゲインが収益獲得のメインです。不動産投資にも売却によってキャピタルゲインを得ることは可能です。ただ、不動産投資は比較的、利回りが高いという魅力があるため、インカムゲインを目的とした投資が多く行われます。

同じ投資でも結果が異なる

株式投資も不動産投資も同じ「投資」という言葉が用いられるため、同じような結果が得られると勘違いする方も多いです。
特に、「投資」という言葉に株式投資のような短期間で設けられるというイメージを抱いている方は、不動産投資に失敗します。
不動産投資はインカムゲインがメインであるため、株式投資のような短期間で儲かるということはありません。
不動産投資に株式投資のイメージを持ち込んでしまう人は、収益に対して拙速な結果を求めます。このような人たちは、拙速な結果を求めるがため、ハイリスクな高利回り物件に手を出して失敗する方が多いです。
一方で、「投資」という言葉に不動産投資のようなイメージを抱いている方は、株式投資に失敗します。
株は値段が下がることも多いです。自分が投資した株がちょっとでも下がると、腰が引けてすぐに売却してしまい、結局、損だけして終わります。
株式投資では、投資したお金がゼロになってしまうリスクもあります。株式投資に不動産投資のイメージを持ち込んでしまう人は、株価の値動きにとても不安を覚えます。

自分の性格に合わせて選ぶのも手

このように、同じ「投資」という言葉であっても、株式投資と不動産投資にはそれぞれ一長一短があります。投資家本人の性格によって、好き嫌いが分かれます。
不動産投資では、不動産の価格が上下したとしても、インカムゲインを安定的に稼げることができます。放っておいても稼げるため、面倒臭がり屋の方には向いています。
また不動産投資は建物価値がゼロになったとしても土地は残ります。投資したお金が株のように全てゼロになるということはありません。安心感があるため、小心者の方にも向いています。
これから株式投資か不動産投資を始める方は、自分の性格と合う投資はどちらかという観点で選ぶのも一つの手と言えるでしょう。

まとめ

以上、投資家の性格によって相性が分れる2つの投資の収益構造の違いについて見てきました。どちらの性格も有する人は、「卵は一つの籠に盛らない」のが一番良いのかもしれません。