安心のカギはIoT? 長期旅行で住まいを留守にするときの心得

夏休みやお盆休みに突入する夏は、長期旅行にはピッタリのシーズンです。1週間以上の長期旅行に出かけるという人も少なくありませんが、気になるのが自宅の留守。
空き巣などセキュリティ面の心配や、火災、夏に多い害虫の発生やカビなど、住まいを長期間空けるにあたって気をつけるべきポイントがたくさんあります。本格的なレジャーシーズンを前に、ポイントを押さえて対策を確認しておくと、安心して旅行を楽しむことができます。

郵便と新聞はストップ、留守電にも一工夫

長く住まいを留守にする時には空き巣などの被害が心配です。例えば郵便受けがいっぱいだと、外からは一目で留守だとわかってしまうため、そういった犯罪を誘発してしまう危険があります。
また、長期旅行に出かける際には郵便や新聞の配達を止めることで、空き巣のリスクを軽減できます。近所に親しい隣人や親族がいる場合には、定期的に取り込んでもらうのもよいでしょう。
毎晩、灯りがついていない日が続くと、やはり空き巣など目をつけられやすくなります。タイマー式の照明を設置して、夜間に点灯するようセッティングするなどの工夫をしておけば、不在であることもわかりにくくなります。
また、「留守にしています」という留守番電話の応答は「不在」をイメージさせてしまうこともあるので、注意が必要です。「ただいま、手が離せません」など、在宅をうかがわせるメッセージにしておくことで、侵入犯罪のリスクを抑えることができます。

害虫・カビ対策の決め手は換気

高温多湿の夏場に窓を閉め切ってしまうと温度と湿度が上がり、害虫やカビが発生しやすくなります。24時間の換気ができれば、空気が淀んで湿気が貯まるのを防げますが、そうでない場合にはトイレや浴室などの換気口を開けておくなどの換気のための工夫が大切です。
また、部屋の扉は締め切らずにすべて開け放って、屋内空間を風が循環するように配慮すれば、特定の場所に湿気が貯まるのを防ぐことができます。クローゼットや押し入れなど、どうしても湿気が貯まりやすい場所には、吸湿剤や新聞紙などを置いて、湿気を吸い取らせるのも有効です。
湿気を防ぐことで、害虫の発生を減らせますが、気になる場合には旅行直前に燻蒸型の殺虫剤を使用するという対策もあります。

忘れがちな冷蔵庫、ゴミの処分

留守宅の対策で忘れがちなのが、冷蔵庫の中身やゴミ箱のゴミです。家を長期で空けると、生鮮食品などは賞味期限が切れてしまい、ものによっては傷んでしまいます。旅行前の数日は生鮮食品を食べきれるよう、献立を計画的に作り、それでも食べきれなかった分は廃棄するなどの対応が必要です。
また、生ゴミにも注意しなければなりません。出すのを忘れて置いていってしまうと、においや害虫のもとになります。旅行当日の朝に気がついても、収集日でなければ出せないため、出発日の数日前から計画的に処分するようにしましょう。
なお、セキュリティ関係と冷蔵庫以外の家電製品については、コンセントを抜くのが火災予防の観点からも安全で省エネにもつながります。

最新のIoTで旅先から自宅を管理

留守宅の管理に役立つのが最近流行のIoT。センサー付きのWebカメラを設置しておけば、旅先から住まいの様子を確認できます。窓の開け閉めや侵入者情報をメールで知らせてくれるものもあるので、いざという時には旅先から警察に通報することも可能です。
また、IoT機能のあるエアコンなら、スマートフォンを使って、どこからでも自由に稼働することができます。定期的に動かすことで、湿気対策ができるので、カビや害虫の発生を簡単に抑えられます。
IoT化された照明器具も使い勝手のいいアイテムです。エアコンと同じく、スマートフォンで操作できるため、夜間に点灯・消灯することで在宅しているかのように見せることができます。
一昔前はご近所や近隣に住む親族に留守宅の管理を頼む、というのが一般的でした。しかし、そういった絆が希薄になるなか、留守宅を気にすることなく旅行を楽しむためにはさまざまな工夫が大切です。普段使いも兼ねて、本記事で紹介したようなIoT機器の導入を検討してみるのもよさそうです。

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