安全性が高いと言われる不動産投資ファンディングは?

最近トレンドとなっている投資手法の一つに、「ソーシャルレンディング」があります。ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい人と貸したい(投資したい)人をインターネットで結ぶサービス」です。その投資対象はさまざまで、ソーラー発電事業、バイオマス発電事業などもあります。これらの事業では、担保として不動産を用意することが一般的になっています。
ある意味、「不動産投資ファンディング」とも言えるソーシャルレンディングにおいて、より安全に、確実に収益を上げるには、どのようなものを選べばいいのでしょうか。

担保となる不動産の立地を重視

最も重視しておきたいポイントは、ソーシャルレンディングの担保となる不動産の価値や換金性です。一口に不動産と言っても、立地で価格も変動性も売却のしやすさも、全く変わってきます。
例えば、ソーラー発電設備の案件でよく見られるのが、ソーラーパネルの敷地となる土地を担保にするというものです。これが山奥にある土地で、地価も安ければ、その面積の広大さをもって担保価値を保つことになります。
ところが、一般的には、土地が広ければ広いほど売却は難しくなります。そのように考えると、この担保は換金性が低いということになります。言い換えると、資金の回収に時間がかかる可能性が高いということです。1年や2年も時間がかかってしまっては、運用における機会損失になってしまいます。
担保として最も有力なのは、東京の中心に位置する、それほど大きくない不動産でしょう。地方では過疎化が進み土地が余っている状況にある中、首都の地価は上昇しています。また、コンパクトな土地や不動産は流動性も高くなります。
ソーシャルレンディングの担保に、どのような土地や不動産が設定されているかはしっかりと公開されているので、投資する前にその立地はよく確認しておきましょう。

担保力を判断

次に担保について確認をしておきたいのが、抵当権の順位です。担保にも優先順位があり、抵当権が1位の担保ならば、担保物件を売却した資金で優先的に資金を回収できます。もし2位であれば、当然1位の事業者が資金を回収した残金から返済されることになります。
もちろん、担保設定時は、1位でも2位でも回収できるような資産で設定しますが、価格が急落した場合には、抵当権2位の分までカバーできる金額で回収できるかどうかわかりません。「ソーシャルレンディングで受けた金額の何倍の返済力があるか」や「抵当権順位が2位の場合、1位が回収したあとでも回収できるだけの価値があるか」という観点でも、しっかりとみておきましょう。

運営会社の健全性

そして最後に確認をしておきたいのが、ソーシャルレンディングの運営会社の健全性です。FX(外国為替証拠金取引)会社などの場合は、投資家のお金は別管理して信託保全されていますが、ソーシャルレンディングという投資手法は、まだ歴史が浅いため、そこまででしっかりとした制度が整備されていない状況です。もし、運営会社が倒産してしまった場合は、投資したお金が返ってこない可能性もあります。
運用会社は通常、自社の経営状況をインターネットで公開しています。そのような情報も利用しながら、健全性の高い運営会社によるソーシャルレンディングを選ぶようにしましょう。

リスクも加味してチャレンジを

不動産投資ファンディングともいえる、ソーシャルレンディングの安全性についてみてきました。立地がよく、換金性の高い不動産を担保物件にしているということ、運営会社が健全で経営状態がいいことが大切なポイントとなります。
これらを満足させる案件であれば、チャレンジしてみてもいいかもしれません。