アパート購入時に必要な諸費用とは?

投資用アパートを購入する際には、物件の代金以外にもさまざまな費用が必要です。物件代金の数%程度ですが、不動産はもともと価額が大きいので、どのような費用がどのくらいかかるのかをあらかじめ把握して、資金計画にしっかり組み込んでおくと安心です。

購入時に必要なのは購入代金+諸費用

マガ男:この間、自動車を買ったときに思ったんですけど、代金以外の諸費用ってけっこうかかるんですよね。
タテ吉:アパート投資で、投資用の物件を購入するときにも、実は同じように、購入代金に加えて売買手続きや物件の登記、融資手続きなどの費用が必要なんだよ。
マガ男:え? そうなんですか。
タテ吉:通常、物件価格の3~6%程度で、「諸費用」と呼ばれる。それなりに大きな金額だから、購入時に慌てないよう、物件購入時には資金計画に組み込んでおくことが大切だよ。

売買や登録手続きに必要な諸費用

マガ男:具体的にはどんな費用が必要なんですか?
タテ吉:まず売買や登録のためには各種手数料や税金が必要だ。その一つに印紙税がある。売買契約書を作成する際に、定められた金額の収入印紙を文書に貼付する形で納付するものだよ。
税金としては他にも、登録免許税や不動産取得税、固定資産税・都市計画税なんかもある。
マガ男:それぞれ、どんな税金なんですか?
タテ吉:登録免許税は物件の所有権登記を行う際に支払うもので、物件本体価格をもとに課税額が算出される。不動産取得税は不動産の取得に際して一度だけ支払う税金で、算出のもとになるのは固定資産税評価額だ。また、固定資産税・都市計画税は保有する不動産に対して毎年課税される税金だよ。
マガ男:他にもかかる費用はありますか?
タテ吉:物件の登記手続きは司法書士に頼むことになるから、そのための費用がいる。あと、物件の仲介してくれる不動産事業者に支払う仲介手数料も必要だ。

融資を受けるために必要な諸費用

マガ男:売買や登録にはいろいろな費用がかかるんですね。他にも必要な費用はありますか?
タテ吉:ほとんどの人が融資を利用するので、そのための費用も必要になるよ。まず、融資を受ける際には金銭消費貸借契約書を作成するので、それに貼付する印紙税が要る。また融資を受ける銀行に支払う融資手数料や、ローン保証を利用することになるので、その利用料金なんかも必要だ。
マガ男:なるほど。
タテ吉:融資を受けるためには保険の加入を義務づけられるので、保険料も用意しなくちゃいけない。借主に万が一のことがあった場合に残債を清算できるよう加入する団体信用生命保険の保険料や、物件にかける火災保険の保険料が必要だ。

諸費用は自己資本で賄うのが基本

マガ男:いろいろな費用があるので、総額はけっこう大きな額になりそうですね。
タテ吉:そうだね。たとえば3,000万円の物件なら、90~180万円程度かかることになる。簡単に賄える金額ではないから、どうやって支払うのかを考えておくことが大切だ。
マガ男:その分も融資を受けることはできないんですか?
タテ吉:最近では諸費用も含めたフルローンが登場しているが、諸費用は自己資本で賄う
のがアパート投資の基本だ。その方が金融機関の心証がいいので、そのくらいの初期費用は自前で用意してから投資を始めるのがおすすめだよ。

まとめ

マガ男:諸費用のことを教えていただいてよかったです。考えなしに物件を購入しようとしたら、お金の面で無理をすることになりかねないところでした。
タテ吉:投資用アパートを購入する際には、解説したとおり売買と登録に要する費用と融資を受けるために必要な費用がかかるんだ。物件を購入する前にそれらの諸費用がどの程度かかるのか概算しておくのがいいだろうね。