建築士、設計士、アパート建設に力を貸してくれる専門家とは?

アパート経営を成功させるには、入居している人が快適に過ごせるよう室内を設計し、安全性や耐震性なども配慮しなければなりません。そのためには建築士、設計士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなど、専門家の力を借りることになります。どのような専門家に相談し設計を進めていくことになるのか、考えてみましょう。

アパート建設の専門家といえば

マガ男:アパートのような大きな建物の設計は、建築士の方にお願いしなければならないんですよね? 1級建築士や2級建築士という言葉を聞いたことがありますが、どう違うのかよく分からないんです。
タテ吉:簡単に言えば、1級建築士のほうが大規模な建物を設計することができるね。一般的な戸建て住宅ならば、2級建築士でも十分対応できるのだけれど、1級建築士になるとビルや競技場などかなり大規模な建築物も設計することができるんだ。
マガ男:設計士という言葉も聞いたことがありますが……?

設計の仕事に携わる人々の総称

タテ吉:正式には設計士という資格はなく、設計の仕事に携わる人のことを総称して「設計士」と呼ぶことがある。アパートの設計に1級や2級などの建築士の資格を持つ人の力が必要なのは、法律や構造、防災などの様々な要素が関わってくるからだ。法律違反の建物を建ててしまい「使えない」ということになったら大変だ。
マガ男:確かにそうですね。安心してお任せできる建築士の方の力が必要だということが、よく分かります。

内装の設計はどうする?

マガ男:これまでタテ吉さんとお話してきて、入居者の年令層や性別、家族構成に合わせた内装や間取りを考えなければならないということが分かったのですが、内装の相談に乗ってくれるのは、具体的にはどういう方でしょうか?
タテ吉:間取りの相談をしたいなら、建物の安全性などにも関わってくることなので、資格のある建築士に相談して進めていくことが大事だ。それ以外の、室内の色合いやキッチンの配列、照明の選び方などを考える場合は、特別な資格は必要ないのでインテリアの専門家に相談することになる。
マガ男:インテリアコーディネーターなどの資格を持つ人がいいのでしょうか?

インテリアの専門家はこんなにいる!

タテ吉:インテリアの専門家であることを証明する資格は、実はけっこうたくさんあるんだ。マガ男君が言ったインテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が認定する資格だ。他にも、インテリアプランナーという資格は公益財団法人建築技術教育普及センターが認定する資格で、建築の専門知識も持っている人が合格できるんだよ。
マガ男:自分だけのセンスでは限界があります。専門家の力を借りることができれば、入居者の皆さんに満足してもらえる気がして安心です。

将来性のあるアパートに育てるために

マガ男:アパート経営を続けていくと、いつかは大規模修繕をする時期がきますよね。その時期になると、たとえば入居している人の年令が高くなっていたりして、バリアフリー化を進めたくなるかもしれません。住民の層がすっかり変わっていたら、単なる修繕というよりはリノベーションに近い工事を行うかもしれないですよね。
タテ吉:たとえば、バリアフリー化を考えるときには福祉住環境コーディネーターという資格を持つ人が相談に乗ってくれる。建設会社にも、バリアフリーという面で高度なノウハウを持つ会社も生まれているから、専門家の意見を聞いて進めるといいね。

間取りの大幅な変更は建築士に相談を

タテ吉:室内のインテリアを移動させるだけでなく、間取りを大幅に変更する場合は、建物全体の安全性に関わってくる可能性もあるから、資格を持つ建築士に相談することも大切だ。
マガ男:たとえば、これまでは2室だったところの壁を取り払って1室にするような場合ですか?
タテ吉:そうだね。そのようなリフォームをする場合には専門家の意見を慎重に聞くのがいいね。