不動産投資家として「投資スタイル」を決めよう

アパート経営を成功させたいと願うのは「幸せな人生を送るため」という点を忘れてはなりません。では、アパート経営でどのくらいの収益をあげれば、幸せな人生を送ることができるでしょうか?
また、アパート経営がもしも思うとおりに進まなかった場合、どのくらい持ちこたえることができるでしょうか?不動産投資家として考えてみましょう。

不動産投資家としての生き方は投資スタイルに現れる

タテ吉:アパート経営を進めていく上で、1棟だけ運営していくのか、それとも複数のアパートを経営して利益を大きくしていくのか、判断を求められる時期が来る。マガ男君なら、どうしたいかな?
マガ男:1棟のアパート経営を始めるだけでも、まだまだ迷いや不安が多い今の僕には、何棟もアパートを経営している姿なんて想像もつきません。でも、経営に慣れたら考え方も変わるのかな?
タテ吉:自分の投資スタイルについて、早いうちから考えておくことも大切だよ。アパート経営に忙しくなりすぎて、どんな人生を送りたいか分からなくなることがないように。
アパート経営のリスクをどのくらい許容できるか
マガ男:投資スタイルを決めるためには、何から考えればいいのでしょうか?自分のやりたいことや、人生観でしょうか?
タテ吉:それも大事なんだけれど、今回は「もしも、アパート経営が思い通りにいかなかった場合」をスタートとして考えてみよう。アパート経営がうまくいかず、キャッシュフローがマイナスになってしまうような場合だね。マガ男君なら、どこまで耐えられるかな?
マガ男:うーん、他に資産や収入があれば、それで不動産投資のマイナス部分を補填できるけど……。結婚したり子どもが生まれたり、家庭を持つようになると、家族の生活も守らないといけませんよね。

アパート経営のリスクを取れる人、取れない人

タテ吉:マガ男君が言ったように、守りたいものがあって、資産があまり豊富ではない人は、リスクの大きい経営方法は選ばない方がいいだろう。アパート経営が立ち行かなければ一気にキャッシュフローが悪化するような投資方法は避けるべきだ。
マガ男:アパート以外の資産が少ない上に、もしもアパート経営がうまくいかなかった場合を考えると……。生活費に困るとか、アパートローンの返済ができなくなるという可能性があるなら、あまりアパートローンの借り入れを大きくしない方がいいですね。

リスクを取れる人はどんな人?

タテ吉:では逆に、アパート経営がうまくいかなかったとしても、持ちこたえられる人とはどんな人だと思う?
マガ男:第一には資産が潤沢にある人ですよね!そして、サラリーマンなどの本業で高い年収が得られている人。アパート経営で損失が出たとしても、他の資産や収入で穴埋めができる人ならば安心ですね。
タテ吉:それに、マガ男君のように若い人も、リスクを取って大きなリターンを目指すという方法を選びたいなら、有利だね。年齢が若ければ挽回も可能だから。逆に、定年退職がすぐそばに迫っているという人、すでに年金生活に入っていて、大幅な収入増を見込むことができない、という人はリスクを取らない方がいいだろう。

リスクの許容範囲に合わせた投資スタイルとは

タテ吉:リスクを取れない人、つまりアパート経営であまり赤字を出してはいけない人は、万が一の場合でも借入金を返済できるようにしなければならない。そのためには、借入金の割合をできるだけ抑え、無理のない範囲で投資していくことになる。
マガ男:そうすると、自己資金が用意できるまでアパート経営を我慢するとか、小規模な物件の経営から始めるということになりますよね。
タテ吉:まず無理のない小規模な物件で収益をあげ、その収益とサラリーマンとしての収入を貯蓄して、数年をかけて2棟目の物件を購入するという方法が考えられるね。

リスクを取れる人の投資スタイルとは

マガ男:逆に、他の資産なども潤沢にあって、不動産投資でもリスクを取れる人は、借入金を多めにして、大規模な物件を購入しても大丈夫ということでしょうか?
タテ吉:そうだね。ただしその場合でも、アパート購入の費用のうち2~3割は自己資金が必要だ。そして、多額の借り入れを行うためには、それに見合う担保が必要となる場合も多い。アパート経営を始めたばかりのうちは、リスクの大きくない投資スタイルを選び、資金が増えてきたらリスクを取って大きく投資をするという方法もおすすめだよ。