内見シーズン前に要チェック 入居者受けするアイテムとは?

内見シーズンの到来で、アパートを保有するオーナーは新たな入居者を確保すべく、頭を悩ませています。人気が高い設備の導入など、見学者にアピールする方法はいろいろとありますが、コストをかけすぎると利回りが悪化してしまいます。
コストパフォーマンスを意識するオーナーの多くが近年注目しているのが、「設備」とまでは呼べないちょっとしたアイテムの導入です。

内見シーズン前にアイテム導入で一工夫

3月、4月はサラリーマンにとっては異動シーズンであり、学生にとっては入学のシーズンです。状況の変化に伴って住み替える人が増えるため、その前の1月、2月は物件を探すための内見が急増するシーズンとなります。
特に単身者向けのワンルームでは春に入学・入社あるいは異動する単身者が内見に数多く訪れるので、この時期に内見者をうまく取り込めれば、空室を解消して不動産投資における収益を順調にふくらませることができます。
競合物件が多いエリアでは、内見者へのアピールが欠かせません。ニーズの大きい設備の導入が有効ですが、コストがかかります。ローコストで導入できるアイテムでも物件の魅力をアップできるので、工夫するオーナーが増えています。

プラスワンでお部屋の魅力をアップ

物件の魅力をアップする「プラスワン」のアイテムとして人気が高いのは、お部屋の雰囲気を彩るものや便利な暮らしにつながるものです。前者の代表格が照明。レトロな雰囲気のペンダントライトや、お部屋の一部を照らすスポットライト、間接照明などを導入すると、オシャレに暮らせるイメージが生まれます。
壁面の一部にカラーや柄の違うクロスを貼るアクセントクロスも人気が高いアイテムです。退去後、壁面の一部にだけ汚れや劣化が目立つ時にも、うまくあしらえば貼り替えのコストを抑えてお部屋に洗練された雰囲気をプラスすることができます。
一方、後者の代表格と言えるのが壁面や天井のフック。収納代わりに利用したり、観葉植物を吊り下げるなどインテリアとして利用したりと、入居者がさまざまな用途に利用できます。頑丈なフックを取り付けた物件では、ハンモックを吊す入居者もいるようです。
リーズナブルな商品がそろう大型の家具店やホームセンターで、最近ではこれらのアイテムが非常に安く手に入ります。DIYが得意なオーナーの中には、自分で施工する人も見られます。

見学者を魅せる気配りアイテム

物件の価値とは直接つながりませんが、見学者にとっては「気持ちよく見学できたかどうか」というのも、実は大きな判断基準になります。したがって、見学者に対する気配りを示すアイテムを設置すると、物件の好感度が高まり、成約率を上げることができます。
どんなアイテムが喜ばれるのかわかりにくい時には、インターネット上でよく紹介されている「内見時に必要なアイテム」がヒントになります。スリッパ、メジャーなどをさり気なく置いておくと、「入居者に優しいオーナーかも」と感じてもらえるでしょう。
また駅までのルートやコンビニ、病院など近隣の施設を示した地図があると、生活のしやすさが伝わります。特徴的な設備など注目してほしいポイントには、ポップを付けておくのも有効です。

新たな注目は「スマート」

内見対策として新たに注目されるのがIoTを導入した「スマート」アイテムです。スマホがカギになるスマートロックを導入すれば、暮らしの利便性が高まる上、まだ目新しいので、見学者の関心を引くことができます。
また、内見時にカギのやり取りをせずにすむため、仲介会社の手間を省けます。より多くの見学者を案内してもらいやすくなるので、内見対策として有効なアイテムです。
昨年から注目を集めているアイテムにスマートスピーカーがあります。大和ハウスの系列会社が管理する物件に導入するなど、賃貸でも注目されるようになりました。比較的安価ですが、未来の暮らしをイメージできるため、若年層へのアピール度が高く、物件の人気を高める効果が期待できます。
少し前まで、住宅用のアイテムはそれなりに高価でしたが、最近では価値の高い商品を安価で提供してくれるショップがあちこちにあります。今回紹介したようなアイテムのほとんどは数百~数千円で購入できるので、空室に悩むオーナーにとって、検討すべき価値は高いと思われます。

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