賃貸マンション1Fが●●なんて……うらやましい?絶対イヤ?

1Fにテナントが入った賃貸マンションは珍しいことではありません。ただ、人によっては「このテナントが入っているから住みたい」と決め手になったり、逆に「このテナントが入っているから、ちょっと……」と敬遠される理由にもなります。今回は、賃貸マンションに入っていると喜ばれる、あるいは嫌がられる可能性の高いテナントについて考えてみましょう。

1Fにあると喜ばれる可能性が高いテナント

まずは、1Fにあると喜ばれる可能性が高いテナントについて考えてみましょう。4つ挙げてみます。

● コンビニエンスストア

まずは「コンビニ」です。24時間営業のコンビニエンスストアがワンルームマンションの1Fにあれば、多くの入居者が喜ぶはずです。時間を問わずに買い物ができますし、郵便物の投函や公共料金の支払いなどもできるため、利便性は抜群です。そのため、入居の決め手の一つにもなるでしょう。
ただし、「夜中も開いているのが落ち着かない」「不特定多数の人の出入りが気になる」と感じる人もいます。

● スーパーマーケット、ドラッグストア

スーパーはコンビニに比べると閉店時間が早いものの、会社や学校帰りに食料品や日用品の買い物へわざわざ立ち寄らなくてよくなるため、重宝されます。また、ドラッグストアが1Fにあれば、急に具合が悪くなったときに駆け込むことができるので便利でしょう。忙しい単身者にもファミリーにも喜ばれるのがスーパーやドラッグストアです。

● DVDレンタルショップ

自宅から離れたレンタルショップでDVDやCDを借りる場合、意外と返却に手間がかかります。「何かのついでに」と返却するのを後回しにしていると、ついつい返却を忘れてしまい、延滞料金を支払う必要が出てきます。その点、自宅の下にレンタルショップがあれば、借りるのも返すのも、気軽にできるので便利でしょう。

● コインランドリー

単身者の場合、毎日の洗濯物が少ないことから、自宅に洗濯機を置かないというケースも増えています。「平日は忙しく、洗濯機を回して干す時間がない」という共働き世帯もあるでしょう。
もし、自宅の下にコインランドリーがあれば、自分の都合のよいタイミングで洗濯に行けますし、洗濯中は自宅で過ごせるので、時間が無駄になりません。コインランドリーも魅力的なテナントの一つだといえそうです。

1Fにあると嫌がられる可能性があるテナント

反対に、1Fにあると嫌がられるテナントについて確認します。3つ挙げてみます。

● 飲食店

飲食店がテナントに入っているマンションは、業態次第で入居者に敬遠される可能性があります。ファミリーレストランやカフェなどとは異なり、煙や匂いが強い焼肉店や、深夜まで開いている居酒屋は騒がしいなどの理由で敬遠されることもあります。また、飲食物を扱うため、害虫・害獣などの発生リスクを懸念する入居者もいるようです。

● カラオケ

1Fに限らず、「騒音が目立つテナント」は、入居者に嫌がられる傾向があります。もちろん、防音対策などは十分に行い、振動対策もきちんとしていれば大丈夫なはずです。しかし、どうしても音が少しは外に漏れますし、「うるさいのではないか」というイメージが必要以上に影響してしまい、自宅にいる時間が長い入居者はストレスに感じてしまうようです。

● スナック・クラブ・キャバクラなど

いわゆる「水商売」関係の店舗も、印象が良いとはいえません。経営者に問題がなくても、イメージが悪かったり、客層が気になったりする人もいます。ただし、単身者向けのワンルームマンションで「駅からすごく近い」、「家賃が安い」、「繁華街にある」などの条件の物件では、他の要素での魅力も大きいことから、水商売のテナントが入っていても、さほど影響しないケースがあります。

オフィスや学習塾は問題ない?

例えば、学習塾やオフィス、ギャラリーなど、比較的静かな雰囲気のテナントは、従業員や客層に問題がない限り、あまり気にならない無難なテナントだといえそうです。逆に独身女性や幼い子どもを持つファミリー層などは、ある程度の時間まで営業していて人がいるテナントが入っているほうが安心と感じることもあります。
その他に、医院、歯科医院、美容院、ネイルサロン、マッサージ店、接骨院などのテナントも、入居者に敬遠される可能性は低そうです。むしろ入居者の利便性が上がって、メリットになるかもしれません。
賃貸マンション1Fのテナントは、良くも悪くも物件の価値を大きく左右する可能性が高いです。また、テナントが途中で変更になったり、退去するおそれも十分にあります。1Fをテナントに貸すタイプのマンションで不動産投資を検討している人は、物件の種類や立地、家賃なども考慮した上で、総合的に判断して決めることをおすすめします。